2022年10月30日 / 最終更新日時 : 2022年10月30日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<39>(令和4年10月) <草紙39>「『前田普羅 季語別句集』を手にして」(富南辛夷句会便り) 10月9日に令和4年度『辛夷』年次俳句大会が富山市内の電気ビルで開催され、会場で辛夷百周年記念事業として編纂された『前田普羅 季語別句集』が発売 […]
2022年10月1日 / 最終更新日時 : 2022年10月1日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<38>(令和4年9月) <草紙38>「茗荷 」(富南辛夷句会便り) 富山市の南東部(旧大山町)では、7月から9月にかけて茗荷が採れる。今も各家庭で栽培され、味噌汁の具材や薬味、味噌漬け、甘酢漬けなど、さまざまな料理に重宝されている。特に小佐 […]
2022年9月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月1日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<37>(令和4年8月) <草紙37>「 蝉も熱中症か 」(富南辛夷句会便り) 例年8月は、みんみん蝉や法師蝉が声を限りにあちこちで鳴いていた。今年はどうだ。夕方に時折、蝉の声を聞いたが、まったく弱々しい。お盆に遊びにくる子供達のために揃えて […]
2022年7月30日 / 最終更新日時 : 2022年7月30日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<36>(令和4年7月) <草紙36>「 奏でる青田波 」(富南辛夷句会便り) 日に日に背丈を伸ばす青田を眺め、一句浮かぶのを待っていた。風が吹き、青田が揺れる。青田波だ。青田波は一見、不規則極まりないと思いきや、不規則の中に規則がある。一 […]
2022年6月24日 / 最終更新日時 : 2022年6月24日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<35>(令和4年6月) <草紙35>「 主宰の教え『生活そのものが俳句』」(富南辛夷句会便り) 「富南辛夷句会の皆さんとお会いするのは、1年ぶりですが、ここに来るまでに出会った入道雲、栗の花が印象的でした。」と中坪主宰の挨拶をいただいて、句 […]
2022年6月3日 / 最終更新日時 : 2022年6月3日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<34>(令和4年6月) <草紙34>「山藤」(富南辛夷句会便り) 立山山麓集落は、5月の連休のころ、至る所に山藤が垂れる。句会活動拠点の上滝から常願寺川を遡る道筋には山藤が多い。中でも「岡田」集落入口にある大きな杉に、蔓を存分に伸ばして咲き誇 […]
2022年5月12日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<33>(令和4年5月) <草紙33>「古本が好き」 『俳句文学全集 高浜虚子編』を開いている。奥付に著作者:高浜虚子 発行所:「第一書房」(昭和12年9月5日発行 予約価1円50銭)とある。いわゆる古本である。これは友人から譲ってもらったも […]
2022年4月27日 / 最終更新日時 : 2022年4月27日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<32>(令和4年4月) <草紙32>「山独活」(富南辛夷句会便り) 今日の句会で会員の方から、「山独活」をいただいた。ご主人が山菜採りの達人のご様子。出席者全員、嬉しいお土産となった。山独活は、昔から食用、薬用ともに大いに活用されてきたが、 […]
2022年4月20日 / 最終更新日時 : 2022年4月22日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<31>(令和4年4月) <草紙31> 「2022年、私の花見」 さまざまの事思い出す桜かな 芭 蕉 まさをなる空より枝垂れ桜かな 高安風生 富山では4月1日の桜の開花宣言から晴天が続き、あっという間に満開となりました。そして1 […]
2022年4月6日 / 最終更新日時 : 2022年4月6日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<30>(令和4年4月) <草紙30> 「江ざらえ」(富南辛夷句会便り) 用水は、水田への灌漑(かんがい)という本来の利用にとどまらず、流雪用、消雪用、宅地排水用など地域の生活用水とも言える役割を持っている。この用水の機能維持のために「江ざらえ […]