2022年9月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月1日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<37>(令和4年8月) <草紙37>「 蝉も熱中症か 」(富南辛夷句会便り) 例年8月は、みんみん蝉や法師蝉が声を限りにあちこちで鳴いていた。今年はどうだ。夕方に時折、蝉の声を聞いたが、まったく弱々しい。お盆に遊びにくる子供達のために揃えて […]
2022年9月1日 / 最終更新日時 : 2022年8月31日 user 辛夷句抄 辛夷句抄(令和4年9月号) 五岳集句抄 十薬に勝る匂ひや己が薬 今 村 良 靖 浜木綿や石に流人の名のかすか 藤 美 紀 甘酸つぱき子の髪匂ふ団扇風 野 中 多佳子 粘りゐるバッターボックス夏の雲 荒 田 眞智子 縁側に足のはみ出し三尺寝 秋 […]
2022年9月1日 / 最終更新日時 : 2022年8月28日 user 主宰近詠 主宰近詠(令和4年9月号) 定 家 葛 中坪 達哉 一語待つ定家葛の花仰ぎ蛇けふも頭隠して径ふさぐ十薬を根こそぎといふ屈みやう大声が風に乗り来る熱帯夜いにしへの風は如何にと古扇 車庫を燕に明け渡す自転車の乗り降り燕の子が匂ふ冷房やマイクロフォンの […]
2022年9月1日 / 最終更新日時 : 2022年8月28日 user 前田普羅のページ 前田普羅<23>(2022年9月) < 普羅23 前田普羅の心と「空蝉」> 今回は、普羅の「空蝉」の句を、主宰中坪達哉の著書『前田普羅 その求道の詩魂』より紹介します。 (抜粋p56) 空蝉のふんばつて居て壊れけり 空蝉を凝視しやまない普羅の目がある […]