2025年5月2日 / 最終更新日時 : 2025年5月2日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<70>(令和7年4月) <草紙70>「 紅椿 」(富南辛夷句会便り) 4月に入ると存在感を増してくるのが紅椿だ。はち切れんばかりの蕾を見るとわくわくとした気持ちになる。そして、花びらがひとひらずつ捲るように開き出すと、鳥たちが蜜を吸いにやって […]
2025年5月1日 / 最終更新日時 : 2025年5月1日 user 辛夷句抄 辛夷句抄(令和7年5月号) 五岳集句抄 思惟佛と云へども花の眠りかな 藤 美 紀 剥落の蔵に影なす梅一枝 野 中 多佳子 泣き顔の皆美しや卒業す 荒 田 眞智子 空き畑の形を崩す砂嵐 秋 葉 晴 耕 春遅々と網を繕ふ漁夫ひとり 浅 野 義 信 […]
2025年5月1日 / 最終更新日時 : 2025年5月1日 user 前田普羅のページ 前田普羅<55>(2025年5月) < 普羅55 前田普羅の「風狂」> 主宰中坪達哉は、著書『前田普羅 その求道の詩魂』で、松尾芭蕉と山頭火の風狂の句を挙げ、その上で普羅の風狂を考察しています。ここでは、その普羅の風狂を紹介します。。 (抜粋p128) […]
2025年5月1日 / 最終更新日時 : 2025年5月1日 user 主宰近詠 主宰近詠(令和7年5月号) 木 の 根 明 く 中坪 達哉 鮟鱇の吊られて映す街明かり雪の夜の庭に何かがゐるやうな旧正の蔵の戸かくも重たきか 今年はまだ居て尉鶲昼からも来て木の根明く街騒も春めくものとなりにけり残雪の剱岳は消えず雨の中道らしきもの […]