2024年2月23日 / 最終更新日時 : 2024年2月23日 user 辛夷草紙 辛夷草紙<57>(令和6年2月) <草紙57>「 雪雫 」(富南辛夷句会便り) 雪を被いた木々の枝先や葉先から雫が落ちる、雪雫だ。小鳥たちが雪雫の光る枝々を飛び交い、庭がはなやぐ。私は、椿や松の雪雫が好きだ。椿の枝先で少しずつ膨らんでいく水玉は、氷のよ […]
2024年2月1日 / 最終更新日時 : 2024年5月1日 user 前田普羅のページ 前田普羅<40>(2024年2月) < 普羅40 前田普羅の「奥山」② > 引き続き「奥山」の句に込められた普羅の心情を、主宰中坪達哉の著書『前田普羅 その求道の詩魂』より紹介します。 (抜粋p63) 奥白根かの世の雪をかがやかす 「駒ヶ岳凍てて巌を落 […]
2024年2月1日 / 最終更新日時 : 2024年1月29日 user 辛夷句抄 辛夷句抄(令和6年2月号) 五岳集句抄 古里に帰る近道木守柿 藤 美 紀 手を振れば仔犬尾を振る小春かな 野 中 多佳子 赤子帰り膝の淋しき寒さかな 荒 田 眞智子 短日や柱時計の遅れ癖 秋 葉 晴 耕 庭仕事の軍手のままに日向ぼこ 浅 野 義 […]
2024年2月1日 / 最終更新日時 : 2024年1月29日 user 主宰近詠 主宰近詠(令和6年2月号) 雪 の 浅 間 中坪 達哉 茶室へと紅葉に濡れし身を入るる秋草の匂ふ自転車起しけり綿虫を煽りて先を急ぎけり故郷の新道に迷ふ片時雨水鳥のかたまるほどの数もなく 逞しきにょしょう振り返る雪の浅間に背を押されたどり着き歯茎に […]