2021年2月1日 / 最終更新日時 : 2021年1月31日 user 主宰近詠 主宰近詠(令和3年2月号) 埋 火 中坪 達哉 その奥に祖(おや)たちの声萱を刈る枝打やすなはち剱岳を打つ立山機嫌打ちたる枝を括りけり紅葉散る自転車籠に古鞄今日あたり笹鳴あらむ木々匂ふ笹鳴をくぐりゆくとき息止めて 回 想埋火を掘り当ててより語 […]
2021年1月1日 / 最終更新日時 : 2021年1月1日 user 主宰近詠 主宰近詠(令和3年1月号) 時 雨 虹 中坪 達哉 嗅ぎ分けて金木犀と銀木犀銀杏を拾ふことなき歩みかな新道に迷ふふるさと柿日和さつまいも眺め飽かねどふかしけり卓上の柚子を一と嗅ぎ出掛けるか 時雨好もし再会に選ぶ言葉や時雨虹大仏の時雨明かりを行き帰 […]
2020年12月1日 / 最終更新日時 : 2020年12月19日 user 主宰近詠 主宰近詠(令和2年12月号) 玄 武 岩 中坪 達哉 一俵の重さの記憶今年米花野とは決まつて迷ひ込むところ朝顔の踏まれまいとて青を立て垂れ込める雨意の雲々穴まどひ 雑踏の音と匂ひ取り戻す旅の感覚秋時雨仲秋の竿に干されし旅鞄長き夜の文鎮として玄武岩 […]
2020年11月4日 / 最終更新日時 : 2020年11月11日 kobushi 主宰近詠 主宰近詠(令和2年11月号) 雨音に眠たし (有峰の森) 中坪達哉 西 谷 川 二句岩を打ちいよいよ秋の水となる名人の岩魚を返す水の音日暮までもう一歩き真弓の実折れ枝を踏み行く音も秋のもの マーキングした蝶を放つ指先に浅葱斑の色移る雨の中九 […]