句会報
辛夷各支部句会報・会員投稿写真を順番に紹介します。


有峰「秋の沢」

檀の実
撮影:富山県・有峰
令和2年9月中旬
撮影:富山県・有峰
令和2年9月中旬


  VITA俳句教室
      7月16日  於・サンシップとやま
ひとりにはもつたいなくて風すずし 達 哉
健やかな日々を祈るや夏椿 紀代子
チャイム鳴りマスクを取りて夏の午後 恭 佳
またたびの濡れたる花に触れにけり くに子
雨上り燕飛び交ふ忙しなく 國 介
病窓の雪解の立山に余生伏す 成 一
コーヒー飲む窓辺の風や孫昼寝 静 子
片付けて端居する場の戻りけり 昇 治
釣鐘草子らの夢みし狭庭かな 忠 三
夫と居る大切な時間いなびかり 信 子
梅雨入りも今年は鳴かぬ蛙かな 博 一
姿見のかの日の母の藍浴衣 京 子
  砺波辛夷句会
          7月15日
柿の花いつもの雀今日は来ず 邦 翠
裏口のスロープ緩し柿の花 美枝子
螢かな戸締まり前の庭に佇ち 一 子
路地通る茶碗の音も涼しくて 五 市
玉葱を吊りて安堵の夕べかな 和 男
梅雨の院先づ検温の列に着く 寿 仙
梅雨の入り滑りの悪きモップかな と み
昼寝覚又老いの身に戻りけり ゆきみ
七変化束縛もなき日々愛し 沙千子
断捨離にこもる一日半夏生 丈 子
さくらんぼ同じ数づつ若きママ 照 子
木漏れ日や夏の日蝕地に映り 雅 子
麦秋や落暉追ふごと烏二羽 玉 枝
孤高なる郭公の声明けの空 宗 承
アマビエもクタベも崇め花榊 静 子
大青田みちくさ多き犬と行く 武佐史
湯温七十新茶の香気汲みわけて 紀 子
繍線菊のやはらかき色厨にも 久美子
国からのマスク開けずに梅雨籠 こうき
古民家は威風変はらず守宮かな 一 昭
閑居して伸びし爪見つ夏暮るる  衛
暫し待つででむし道を過ぎるまで 哲 尾
  みなかみ句会
    7月25日  於・砺波市中野農村振興会館  
よその畑成長見むと夏帽子 久美子
梅雨空を見上げて急ぎ穂肥撒き 順一
梅雨の部屋子の隠れんぼ上手くなり 美恵子
磯釣のバケツ覗く子夏帽子 久 雄
今日元気百才体操汗ばみて と み
おはぐろの案内するかに先を行く 町 子
立葵下校の児らの立ちばなし 静 子
かくれんぼ園児をつつむ夾竹桃 啓 一
梅雨晴間納豆飯を掻き込んで 哲 尾
  安野屋俳句教室
    7月9日  於・安野屋地区センター
花魁の行列めくも立葵 喜 夫
人づてに訃報また聞く半夏雨 眞知子
少年のバット素振りや梅雨きざす 敦 子
冷奴今くつろぎの座にありて 秀 子
紙魚走る舅より夫へ謡本 多佳子