句会報
辛夷各支部句会報・会員投稿写真を順番に紹介します。

  

「称名の滝」遠望

風の盆 演舞場
撮影:富山県美女平~室堂
高原バス車窓より
平成30年9月4日
撮影:富山県富山市
八尾町演舞場
平成30年9月3日


  発行所句会
   6月10日 於・堀川公民館
抜け道は今も変はらず青嵐 達 哉
飛魚(あご)飛んで翅の透きたる海の紺 多佳子
麦秋を分け入り海を見に行きぬ 美那子
遠足の後姿となりゆけり 眞知子
新じやがを煮て里坊の昼深し 義 信
講演にまだ一時間窓若葉 硯 星
兜太翁のこゑかと紛ふ蟇蛙 佐伊子
律儀とも朝にかつこう夕かつこう 桂 子
水音のことにさやけき六月来 琉美子
白ばらのわづかに解れ雨上がる 雅 子
文庫読む少女へふはり夏落葉 芳 雄
(はったい)や勝利を信じ飢ゑし日々 雅 夫
レタス買ふ産地は妻の里近く 康 裕
若楓床にさみどりせまり来る 美 子
薔薇真白雨の匂ひの深くなり 順 子
白南風や一番ティーは海へ向く 廣 志
剪定の古き鳥の巣落ちにけり 弘 美
すひかづら薄暗がりの帰り道 千賀子
そこここに十薬の花殖えてをり 幸 子
三叉路のつつじ三色三角地 すい子
リハビリの高き天窓薄暑光 喜美子
七曲りバス万緑に吸ひ込まる 和 美
べそをかく稚児の山車から降ろされて 恭 子
BARの名を日除に残す上高地 富 夫
立山ケ根に一雨来れば更衣 美 苗
また妻と越えゆく峠朴の花 あきら
減反を解きし棚田や谷空木  宏
山門へ幽かな喧噪青楓 邦 夫
道問うて団扇の風を貰ひけり 行 雲
開けられしドアと廻るや雨蛙  慧
夏帽子リュックも跳ねて改札へ 正 江
  VITA俳句教室
 6月23日 於・サンシップ富山
サボテンの花咲く雀よく来る日 達 哉
手枕の十薬いよよ匂ひけり 京 子
薫風に押さるる背中鎌を手に 美和子
古里のとぎれとぎれの麦の秋 國 介
海風の田を吹き抜けて梅雨入かな 成 一
繍線菊の庭の一隅華やぎて 信 子
仮り縫ひにマチ針の玉夏はじめ 静 子
掌に殿様蛙空青く くに子
梅雨冷や子等のお下がりシャツズボン 昇 治
ひとり居の自在にありて七変化 紀代子
緑青に群青の波光琳忌 素 生
  高岡辛夷句会
   6月24日 於・北日本新聞社高岡支社
道の辺の山あぢさゐの色香かな  宏
七変化己が心のうらおもて 田鶴子
白百合やいつも笑顔の友逝きぬ きよみ
梅雨晴れのきのふと違ふ日の光り 政 雄
紫陽花の雫もなべて活けにけり 恵 子
繕ひて生きた日々なり花菖蒲 あさ子
六月や千百号の「辛夷」祝ぐ 暢 子
有磯海釣り人覆ふ夏の雲 よしお
思ひ出すプールサイドの恋は泡 武 司
公園のカラクリ歌舞伎青葉風 美千代 
街路樹の紫陽花咲きて雨にぬれ  嫩
観覧車廻る砺波野麦の秋 邦 夫
傘さして紫陽花公園一めぐり 孝 子
尾の太き猫の横断走り梅雨 長 穂