句会報
辛夷各支部句会報・会員投稿写真を順番に紹介します。

残雪の大日岳・剱岳
八重桜と大日岳
撮影:富山市大山上野
映画「剱岳点の記」撮影場所
令和2年5月初旬
撮影:富山県・立山町芦峅寺
遥望館前芝生広場
令和2年5月初旬


  VITA俳句教室
   2月20日 於・サンシップ富山
道失せて野となりにけり犬ふぐり 達 哉
独り居も声張り上げて鬼やらひ 紀代子
立山に阿弥陀のごとく冬の虹 恭 佳
唐梅に一人座ればひとりの香 くに子
冬耕の一人の天と一人の地 國 介
夜あかしの脱稿の朝春の雪 成 一
手づくりも並べ三代雛祭 静 子
薄着へと思ふ矢先の雪の朝 昇 治
VITA参加これもご縁の普羅忌かな 忠 三
立春やこころも洗ふ美容室 信 子
義理チョコと言つては渡すこの気持 美和子
待たされし歯科の大玻璃春の空 京 子
   
  高岡辛夷句会
   2月23日 於・北日本新聞西部本社
寒波急夜は蛇口を弛ませて 暢 子
白梅に頬触るるほど神籤結ふ 久見子
天を突く鯰兜や花の兄  宏
身をちぢめ友を待つバス薄氷 政 雄
初場所や小兵力士のまつしぐら きよみ
雪の庭足を浮かせて猫通る あさ子
薄氷や椀の生湯葉掬ふごと 香代子
節分のもう食べられぬ豆の数  嫩
病窓の夫何思ふ冬の雲  美千代
春寒や外出を止め熱き茶を 杜詩夫
春寒や何をするのも気合ひ入れ  田鶴子
曇りても能登は凪ぐてふ牡蠣料理 邦 夫
母の背をさすり万感春の宵  典 子
肘をつくやうに添へ木や桜の芽 恵 子
  庄川俳句愛好会
  2月26日 於・庄川学習センター  
老いたるも紙雛折りて愉しき日 千代子
春星へ届けとばかりショパン曲 一 子
冬鳥の向う岸なるダム湖かな 昭 子
鰤大根しつとり煮上げ夕餉待つ とも子
春の虹称へ茶店の見ず知らず 邦 翠
   
  未知草吟行句会  
 2月28日 於・北代 縄文遺跡・御廟   
貝塚に太き魚骨や地虫出づ 廣 志
御廟まだ昨夜の春霰残りけり 眞智子
閼伽桶にたまる日射しや杉の花 佐伊子
縄文の土器の欠けらや雪の果 義 信
  富南辛夷句会 
   2月28日 於・上滝コミュニティーセンター
白梅や万葉人となりて見む 飛 鳥
のど飴をころがす舌や寒明ける 優 子
顔うちて道に跳ねたる雪あられ 文 夫
採らずおく狭庭にデビュー蕗のたう 秀 子
豆撒や鬼の子可愛し鬼も内 むつ子
思ひ切り坂を転びし雨水かな 淑 子
石に乗る番の小鴨眠さうに 康 裕
  花ごよみ句会
   3月11日 於・横須賀市立青少年会館
実朝忌大事のなくて谷戸暮るる 久仁女
桑芽ぐむ狭庭にあれば低く刈る てる江
目つむれば彼の日三月戦災忌 照 子
マスクして目礼だけの町境 よし江
時雨るるやヘリ音どよむここは基地 あさ女
進みたる長針戻し春日遅々 玉 水
東京湾一望にして木々芽吹く 三恵子
春野行く白詰草の首飾り 冨美子
ゆつたりと朧月夜の光の輪 京 子
チュウリップ見えざる聞かざる老いの知恵 美也子