句会報
辛夷各支部句会報・会員投稿写真を順番に紹介します。


横江頭首工の夏

横江頭首工(ダム)
撮影:常願寺川・横江
令和2年7月下旬
撮影:常願寺川・横江
令和2年7月下旬


  いたち川句会
      4月24日
切通し抜けて一山竹の秋 嶺 子
紫蘭の芽踏まれしままに咲きにけり 規 子
歩いてもあるいても土手花大根 佐伊子
竹の秋門の内なる石畳 英 光
わが腕は嬰のゆりかご木の芽風  進
  花辛夷句会
 6月15日 於・津沢コミュニティープラザ
世に飽きてステイホームの老いの日々 吉 子
風捉へ光捉へて麦の秋 美 子
小矢部には小矢部の顔の燕くる 隼 人
掛花に通草の花のらせん蔓 華 代
群鴉植田の苗を踏み歩き 禮 子
  東京辛夷句会
     6月16日 於・如水会館
白南風や道路工事のブルドーザー 浩 男
籠りゐて夫が自慢の夏料理 哲 子
冴返る明星だけの蒼き闇 飛 鳥
青あらし自粛の銀座吹きぬけり 房 穂
猫一匹新樹の影を独り占め  明
荒梅雨に渦巻く音も利根河原  誠
  高岡辛夷句会
       6月28日
除湿器の唸り高なる梅雨の入り 田鶴子
明易し野菜の育ち見に畑へ  嫩
攩網右手にじつと待つ間の植田風 香代子
無人駅のごとんと停車青田風 政 雄
鯖寿司の笹で指切る昼餉かな 杜詩夫
訳ありと貼られし地場のさくらんぼ  宏
明易し勢ひ出す畑仕事かな 美千代
皿の上に軸をからめてさくらんぼ 孝 子
踏切に連なる車植田風 邦 夫
遠き友憶ひ新茶を淹れにけり 久見子
明易し予習に余念なき少女 きよみ
さみだれや釣り舟の数珠繋ぎして あさ子
明易し部活の子等の声弾み 暢 子
明易し朝日に向ひ深呼吸 典 子
さくらんぼ昔はどこも子の溢れ 恵 子
  花ごよみ句会
     6月10日  
山小屋の赤き屋根見て下る尾根 久仁女
赤潮を見てひきかへすスニーカー てる江
別の名を天狗寺とも椎の花 照 子
街路樹の梢揺らして青嵐 よし江
目が合つて吾に寄り来し金魚かな あさ女
天辺の泰山木の花孤高 玉 水
若竹や曲がつたことは大嫌ひ 三恵子
紫陽花や移ろひやすき空模様 富美子
切りそろへ供華に加へてクレマチス 京 子
往年の銀幕スターカンカン帽 美也子
  庄川俳句愛好会
    6月23日
ブルーベリー先づ仏壇へ夏の朝 一 子
地蔵堂にあぢさゐ花びん見えぬほど 昭 子
すいすいと疲れも見せずあめんぼう とも子
薔薇咲いて話長引く垣根越し 美枝子
舗装路の亀の子池へ戻しやる 邦 翠