句会報
辛夷各支部句会報・会員投稿写真を順番に紹介します。

  

放牧の牛

泰山木の花

撮影:富山県中新川郡横江
平成30年6月下旬
撮影:平成30年7月上旬


  いたち川句会
    3月27日 於・サンフォルテ
利休忌の堺の街は晴れわたり 嶺 子
新幹線滑りくる音春めきぬ 規 子
今日も来て老紅梅の空仰ぐ 佐伊子
丑三つ時蛍烏賊無き海黒く 久 人
綱を引く子らの笑顔も高志の春  進
  花ごよみ句会
 4月11日 於・横須賀市立青少年会館
ひとひらが誘ひ忽ち花吹雪 久仁女
贅沢な時を賜る花の下 てる江
桜守居るからこそのこの宴 信 子
ご城下は水の豊かに青柳 照 子
春疾風一人住ひの窓鳴らす よし江
表札を氏だけに替へ霞草 あさ女
清明の長く尾を引く飛行雲 玉 水
花待たず兜太秩父に帰り逝く 三恵子
村人を呼び寄す桜大枝垂 富美子
葉桜や風よぶ道になりにけり 京 子
菜の飯や貧しき日々の愛ほしく 美也子
  安野屋俳句教室
  4月20日 於・安野屋地区センター
車椅子翳す両手に落花浴ぶ 敦 子
鹿尾菜(ひじき)煮る覚束(おぼつか)なくも亡母の味 秀 子
青き踏む気ままに磧風受けて 眞知子
木の芽張る探鳥小屋の小昏さに 多佳子
  花辛夷句会
  4月15日 於・津沢コミュティープラザ
ままごとの記憶の庭や筆の花 美 子
咲く桜も散る桜もある通りかな 吉 子
西方の山寺隠る花の雲 あきい
鳩も来て山家の古木枝垂れ花 華 代
辛夷蕾真直に蒼天指しにけり 禮 子
  砺波辛夷句会
  4月19日 於・砺波市図書館
採りたてと地場もの野菜春の土 丈 子
制服のつんつるてんや卒業式 ゆきみ
目薬の耳まで伝ふ春思か れい子
春の園四五人乗せて乳母車 雅 子
白椿蝋細工めく雨あがり 邦 翠
離れ行く子の荷を積めば春の雪 静 子
春光へ鍬打ち下ろす土の音 哲 尾
春風や痛むささくれ厨妻 ふ み
鶯や箒の動きふと止まる 美枝子
親子してネクタイ選ぶ新社員 照 子
陣取りと男の昼寝花筵 宗 承
蕗のたう朝日もろとも畦に摘む 寿 仙
堰超えて瀬音たかぶる雪解川 こうき
湯の町の湯の香漂ふ木の芽風 英 夫
蒲公英や口遊みゆく童唄 沙千子
はにかみて来し方語る老いの春  衛
一つ一つに思ひをこめて薯の種 夏 子
大柄な新入社員を従へて と み
立ち寄りし蕪村の墓や木の芽風 一 子
散る花と戯れし子の頬にも花 紀 子
地虫出づこなし切れない予定表 五 市
花冷の足湯に一家黙したる 久美子
サヤサヤと竹林の音風光る 武佐史
春日濃し月忌の僧と談笑も 玉 枝
うららかや風を友とし草木かな 一 昭